たそがれダイアリー

京急とaikoと柴田淳とZARDとちょっとのエッセイ

『aikoの詩。』全曲レビュー

 ついに手に入れました!そう、『aikoの詩。』これはブログにしないと。では、早速始めます!

 

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CDで音楽を聴くことの大切さ

 

 このシングルコレクション、破格だとニュースになっていた。全56曲収録してあの値段。これには「CDを手に取ってほしい」というaikoの想いがあったのだとか。

 このブログでは何度か同じことを話題にしてきました。ボタン一つですぐ手に入る便利さに対する喜びよりも、ワクワクしながらCDを買いに行ったという想い出に対する喜びの方がいいよね。って話。

 自分はもう、ただのガチファン・ガチヲタ・ジャンキーなので、6月5日の発売日が待ち遠しかった。「CDを手に入れる」という喜びを誰よりも感じたいと思い、発売の5日前からaikoを敢えて聴かないでいた。"aiko禁"である。代わりとして、カーペンターズをずっと聴いていました。そして迎えた発売日。学校が終わるなり、急いでCDショップへ。はじめてのバイトのお給料で買った、『aikoの詩。』。手に入れた時の喜びはこの上なかった。

 

 

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aikoを聴いている」が言えない男子

 ブログでは堂々とaikoジャンキーを公言している私ですが、普段、大学の友達などには「aikoを聴いている」ことを隠しています。相当信頼ある人にしか言わない。

 何故だろう。

 「aikoを聴いている。」は、裸を晒すのと同じような気がしている。個人情報です。プライバシーです。保護法で守られてます。

 てか、他人に言う必要ない!!

 「一対一で届きますように。」そう、いつもaikoがライブで言っている。だから自分一人だけの"秘密"でいい。

 

でも.......

 

 このシングルコレクションを全曲聴くなり、自信を持って、「aiko聴いているから、俺!!」と言えそうな気持ちになれた。その理由...以下に続く私の素人目線からの拙いレビューをご覧ください。

 

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 先ほども述べた通り、このシングルコレクションは全てで、56曲。

 このシングルコレクションで、着目したいのは、曲順である。

 決して、ファーストシングル『あした』から、38thシングル『ストロー』までを時系列順に並べられているわけではないのだ。

 つまり、aiko含め、スタッフの方々によって、なんらかの意味がこれられて順番がごちゃごちゃになっている。

 「ライブのセトリをイメージして曲順を決めました。」そう、aikoはラジオで言っていた。

 ならば、ファンとして、そこに込められた意味を見出さなくてはならない。。。

 

Disc.1

-苦しくてもシアワセに変わる-

※ サブタイトルは自分で考えています。

 

  aikoの曲って"ジェットコースター"だなぁ、、なんていつも思っています。というのも、音程の上がり下がりが激しいだけでなく、聞いていて感情の上がり下がりもすごい。ライブのセトリも、盛り上がったり、切なくなったり。

 そこで、Disc.1の聴き手側の感情をグラフにしてみました。もちろん、筆者の私なりの見解ですので、「これは違うだろ!!」などのコメントはお控え下さい笑。⬇︎

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 グラフを見ても分かる通り、上がり下がりが半端ない。『戻れない明日』からの『ストロー』とか、すごすぎる。あぁ好き、aiko。おっと。

 

 aikoの代表曲といってもいい 『花火』から、このDisc.1は幕を開ける。最近、アルバムのシングル以外の曲などを多く聴いていて、花火や、カブトムシ、ボーイフレンドなどといった、"The aiko"な曲をあまり聴いていなかったせいか、新鮮だった。そして、「やっぱすげぇよ、aiko。」と再確認するのであった。なんだか不安定な前奏から始まり、サビは常人では考えつかないような、歌詞。

 そして、甘い『KissHug』へと続く。ずっと前から思っていたけれど、これ本当にaikoが作った?と疑ってしまうほど素晴らしいバラードだと思う。『aikoのバラード。』なんてアルバムがあったら、真っ先に一曲目にしたい。

 ここまで、aikoの"あなたへの想い"を書いた曲が続いた。そうした想いは次の『かばん』に記される。毎日考える"あなたへの想い"は、かばんに収まらないのだと。加えて、あなたは「星」なのだと、大切な宝物なのだと、『星のない世界』。あぁ、好き、aiko。これで2回目。

 切ない気持ちになっているところで、間髪を入れず、『夢見る隙間』。目覚めたところで、『初恋』。絶えず絶えず絶えず...aiko、苦しんでいます。でも、、、

 『シアワセ』。aikoのシングルで歌詞が一番好きな曲はこれかなぁ。出会いあり、別れあり、だけど、どちらともに"あなた"の糧になったのならば、シアワセなんだよ。...この間の「山里亮太の不毛な議論」でもこの曲が流れていましたが、こんな素晴らしい歌詞ある?夢ありすぎでしょ。

 続く『花風』。この曲聴くと、赤いニット帽を被って紅白に出場していたaikoを思い出します。で、また盛り上がったところで、『ずっと』。ほんまジェットコースターやん。やっぱりDisc.1のaiko、恋に苦しんでない?、、、

 「ここで入るのか!」と驚いてしまった、『あした』へ続く。これがaikoのファーストシングルなんです。「花火とか、ボーイフレンドがファーストシングルじゃないの?」と思っている方は多い。歌詞の一行目が書かれた年賀状が友達から届いたなんてことあったな笑。『雲リン』...この曲をはじめて知ったのは、アルバム『彼女』を買ったときかな。いま、改めて歌詞読んでみても、ポップなメロディーの裏で、めっちゃ苦しんでるやんけ!

 はいはい、来ました、『プラマイ』です。MVが恐怖だと話題になってたよね。プラスな想いとマイナスな想いが交互に現れてくる...aikoの曲がジェットコースターなのは、そういうことか、恋愛理論なのか。

 『戻れない明日』。最初聞いたときはタイトルの意味がわからなかった。すごく、切ないメロディで始まりますが、歌詞は少しの小さな光を与えてくれる。あたしはあなたにならない以上、同じ気持ちにはなれない。そう言い切っているところ、すごい。そして、だからこそ一緒に笑っていたい...。はぁ

 ラストは『ストロー』。2018年5月2日発売。敢えて日付を書いたのには理由がある。この発売日から今まで、自分は毎日のように「君にいいことがあるように」を口ずさんできたからである。中毒性高いよ、この曲。そして、最後まであなたに苦しみ、でも「いいことがあるように」。あぁ、aiko好き。3回目。

 

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Disc.2

-必ず戻れる場所がある-

 幕開けは『えりあし』。マジかよ。これライブだったら、過呼吸になるやつじゃん。「ぶったりしてごめんね」じゃなくて、「驚かせてごめんね」じゃん。この曲を聴いた高校生一年生の頃「自分は世界で一番素晴らしい曲を見つけてしまったかもしれない」だなんて、一人で思ってたな、笑えるな。あなたに再開するのが、5年後ってのが、リアルだよね。

 観覧車見るたび口ずさむ、『二人』。ストロー並みに毎日口ずさんでいた『もっと』。このシングルコレクション聞いていて思ったけれど、一曲一曲聴くごとに、その時々の思い出が蘇ります。すごいな、音楽って。

 『今度までには』。大阪城ホールで高くまで登って歌っていたaikoを思い出す。aikoを知ったころ、よく聴いていたな。私は、おやすみなさい→えりあし→今度までには という順でaikoを知りました。カブトムシとか、結構あと。

 聲の形の主題歌になっていた、『恋をしたのは』。観に行ったなぁ。夏休みに聲の形の聖地に行きたいなぁなんて思ったり。

 ここから、ヤバイよ。『桜の時』『向かい合わせ』『milk』いやいや、ここで一気に放出するなぁ!!名曲中の名曲ですよ。向かい合わせにハマって深夜まで聴きまくったところ、生物のテストで赤点を取りかけたこと、milkの歌詞を考え続けて日がくれたこと、さまざまな思い出が今、蘇る。

 Disc.2のaiko、少し元気じゃない?あ、少し違ったみたい『4月の雨』。でも、雨降ったということは、笑顔に会える知らせなんだって。

 『ロージー』この曲、いろいろ語りたいけれど、全曲レビューって半端なく文字数使うな、うん。、、、、

「ロォォォォォォジィィィィィーーー♪」(雑になったわけではありません)

 『キラキラ』いや、これはね?もうさ、ね?うん。いつ聴いてもキラキラしてるわ。この曲に何度助けられたことか。あれ、、でもDisc.2で伝えたいことが見えてきたような、、、。

 『ホーム』この曲は映画「阪急電車」の主題歌 。ブックレットの写真に、阪急電車の車庫を歩くaikoが写っていた(はず)。電車好きの私にとっては、羨ましい限り。

  全てに迷ったら、必ず戻って来る場所、待ち合わせする場所、私にとってはaikoです。aikoを聴くことです。一対一で会いに行きます。

 『嘆きのキス』。この曲、Cメロが好き。てか、aikoの魅力の一つにCメロの素晴らしさを付け加えたい。『aikoのCメロ。』なんていかがですか?普通に買いたいわ。

 シメは『ボーイフレンド』。未だにテトラポット登ってが正しく理解できていません。ほかのファンの皆さんはどうなのでしょうか。

 

そろそろ眠い。徹夜してaikoへの想いを綴る、このなんというか、まぁ、もう染まってるよね。

 

 

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Disc.3

-絶対忘れられない過去・今・未来-

 『あたしの向こう』から幕が開ける。これもCメロが素晴らしいってのは置いておいて、明らかに失恋している歌詞の中、最後に「たまには思い出してもいい?」って、aikoすぎると思いませんか?これがaikoですよ、うん。(説明しろよ)

 結構前に、『あたしの向こう』のMV撮影地に行ってきました。

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 セカンドシングル『ナキ・ムシ』。正直に言うと、この曲ははじめ聴いた時あまりハマらなかった。今となっては大好きな一曲ですが。スルメソングがaikoは多いので、何度も聴かないと。この曲を聴いて思い出すのは、椎名林檎さんです。いつかのインタビューで、「私は、ナキ・ムシが一番好き」だとおっしゃっていたような。ファースト・セカンドは言い方悪いですが、あまり売れなかったのだとか、そしてサードシングルの「花火」でaikoの名が広く知られることとなります。ほぼ同時期にデビューしている林檎さんにとって、ナキ・ムシという曲は思い出深いのだろうなぁ。

 『予告』これもCメロ集の候補に入ります。前向きなaikoが垣間見れる一曲。(未来)『蝶々結び』この曲のサビに出て来るように、(過去)。願いを刻む、(今)、『スター』。過去今未来、全て忘れられないaikoの優しさよ。

 すごい久しぶりに聴いたな、『あなたと握手』。月が綺麗な夜に思い出す一曲でもある。いや、『夜空綺麗』?どっちも口ずさもうよ。

 『アンドロメダ』この曲語るの難しい...。aiko何億光年も向こうの話ししてるし、、、。でもね、何億光年も向こうなんて、幅広い話していても、交差点で君を見つけられないことを嘆くaiko。おい、aiko。半端ないな、aiko

 『横顔』。この曲の前奏がお気に入りすぎて、ここだけ切り取って聴き続けたいつかの夏休み。「島田さん(aikoの曲のアレンジャー)天才です...」だなんて呟いていたな。

 『恋のスーパーボールaikoオールラウンダーすぎませんか、なんて思った一曲。こんな曲も作れちゃうの??って。これもCメロ候補入り(勝手に何やっているのだろう)

 『おやすみなさい』

  ...この曲の思い出は以前の記事で長々と語っています。そちらをご覧ください。

1-2 aikoに取り憑かれた 男子 コンタクト【aiko おやすみなさい】 - たそがれダイアリー

 

 『君の隣』ガーナチョコレートのCMの曲だったやつ。なんか、泣けるんだよなぁ、この曲。割とロックな方なのに。イヤホンから聴こえてくる「ねぇ隣で歌わせて」でオトされている同士います??笑

 『三国駅』聴くたびに、また三国巡りをしたいなぁと思います。aikoの高校時代の思い出が伝わってくる一曲。この曲を聴くと、なんだか、遠い昔のことを思い出します。"あそこのボーリング場"のような、思い出の場所は誰にでもあるはず。あの時の帰り道、別れたあの交差点、とかね。

 『Loveletter』弾けるロック調な一曲。Loveletterの始まりは、いつも唐突。文字を書き間違いないようにして、手汗ビチョビチョになったり。いや、なんだろう、わかるわ、書いたことないけど。笑

 えっ?ここでか!!!!忘れてはならない『カブトムシ』。このド名曲をただの素人が語っていいのだろうか。悩ましい。ただ、aikoがカブトムシを冬の虫だと勘違いしていて、冬に発売されたという逸話だけ、提供しておきます。

 

 生涯忘れることはない。そっか。

 やっぱり何となく曲順に意味があるように思えてきた。

 

 

ここまで、シングル全42曲を素人目線でご紹介させていただきました。

 

 

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Disc.4

-カップリングも名曲だらけ-

 Disc.4は、カップリングベストを集めたもの。6月5日の発売まで、ずっと何が収録されるのだろうかと予想していた。待ちきれなかった。

そろそろ長くなってきたので、コメント短めになること、ご容赦ください。

 

 『未来を拾いに』

いつかのファンによる投票で歌詞が最も素晴らしい曲としてランクインしていたな。自分もこの曲の歌詞に何度も助けられた。

 『陽と陰』

 『おやすみなさい』のカップリング。確か、aikoが作曲(?)に苦しんでいた時に、出来た曲だったような。

 『こんぺいとう』

 ボーイフレンドと並んで、歌詞が未だに解釈できていない一曲である。胸に赤いこんぺいとうってマジでどういうことよ?これを機に、何度も聴きなおそう。

 『Do you think about me?』

 これはインディーズの頃作曲された曲で、改めて『戻れない明日』に収録された。aikoに話しかけられるように始まる歌詞に、甘い気持ちになるものも、向こうは少し怒っています。いま歌詞読み返しても、『恋人』並みに、コワイのですが。

 『キスでおこして』

 歌詞が若い!って思う笑 いまのaikoなら書かなそう。哲学でも数学でも恋愛は書いてたできねぇよ!ってところ、好き。

 『そんな話』

 いつかのライブで弾き語りしていたような、、。カップリングって、なかなかキツイ歌詞が多いです。すごいリアル。この曲も。そして、次の『前ならえ。』も。ビクビクするわ。

 『どろぼう』

 これが収録されるとわかった時、嬉しかったなぁ。ライブでも聴きたいなぁ。2曲後の『ぬけがら』も、『どろぼう』と並んでよくライブ(Rockの方)で歌われるよね。

 『テレビゲーム』・『I'm feeling blue』

 私は、aikoの曲ほとんど知ってる!と豪語していたのですが、この二曲恥ずかしながら、聞いたことなかった...。言い訳すると、『あした』が発売された時は、生まれてないし、『かばん』が、発売された時はまだ幼稚園児!!

 『ココア』えっ、『おやすみなさい』のカップリングどちらともに収録なんだ!こんなにも甘い気持ちになる歌詞はないから、全男子、聴け。

 『舌打ち』

 この曲、aikoの闇が見え隠れしてホンマにコワイコワイコワイ、、、。

かと思いきや、

 『甘い絨毯』で締めくくられるのか。あぁ、aikoだな、好き。4回目。

 

 

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  こちらの記事は歌詞を載せることは避けつつ、ファンとしての想いを伝え、多く人にaikoを知ってもらいたいというコンセプトで書きました。少し、偉そうに語っている箇所もありますが、お許しください笑 まだ、購入していないという方、是非。

 

 歌詞を見返していて思いました。"あなたとあたし"でここまでよく書けるな、と。aikoが「あしたからあたしが世界を変えてやるんだ〜♫」みたいな曲は絶対に書かないと思う。いつまでも世界があなたとあたしで描かれる。世界は広いけれど、よくよく考えれば、「あたし」と、身近な「あなた」で構成されているんだよな。そんなことに、この、『aikoの詩。』を聴いて、気付かされた。これからも、aikoへの想いは天下一品であり続けたい。

 

 

 あぁ、aiko、好き。5回目。

 

 

 

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お読みいただき、ありがとうございました。

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